JIS曲げ試験片のご依頼は 昭・和・製・作・所 にお任せ下さい!
JIS曲げ試験片とは具体的にどのようなものでしょうか。
今までの記事では、試験片の基本的な情報をご紹介いたしました。
今回は、JIS規格の曲げ試験片の種類(1号・2号・3号)について、当社の過去の実績(一部分)も含めてご紹介いたします。
過去にご紹介した記事は、下記を参照下さい。
JIS曲げ試験片で曲げ弾性率と曲げ強さを評価
曲げ試験片は材料試験片の一部です。
皆様は、曲げ試験片とはどのようなものなのかまたは、テスト方法なのかご存知でしょうか?
まず初めに(JIS Z 2248)にて定義されている曲げ試験方法について、解説いたします。
JISでは、円形・正方形・長方形又は、多角断面の試験片を一定方向に規定の角度まで曲げて、湾曲部の外側に裂けキズ、その他の欠点の有無を調べる。と定義されています。
形状は、1号、2号、3号に区別されており、JIS規格に寸法及びテスト方法が規定されています。
この後、見出しにて、詳しくご紹介をいたします。
JIS曲げ試験片の種類
JIS Z 2204 金属材料曲げ試験片によるものを標準試験片とし、種類・寸法・用途を表でまとめました。
さらに下記ではより詳しくJISで定められている内容について解説しております。
JIS曲げ1号試験片
上記の表にて用途や寸法について紹介いたしましたが、ここではより詳細にご説明いたします。
(JIS Z 2248 5.2 1号試験片より)
- 主として厚さ3mm以上の金属板、または形材の試験に使用する。
- 規定の幅が得られない場合は、製作可能な最大幅とし、元の厚さ25mmを超える場合は、片面だけ削って仕上げた減厚試験片としてもよい。(※厚さ25mm以上とする)
- 機械加工を行っていない面を湾曲の外側に置く。
- 切断加工によって生じた側面は、必要に応じて工作機械により仕上げ作業を行う。
JIS曲げ試験片2号
(JIS Z 2248 5.3 2号試験片より)
- 主として棒鋼及び非鉄金属棒の試験に用いる
- 元の直径又は、内接円直径が30mmを超える場合、装置によっては元の材料表面を一部残すようにする。
機械によっては、内接円直径が25mm以上となるところまで仕上げてもよい。【図1参照】 - 機械加工を行っていない面を湾曲の外側に置く。
【図1】
JIS曲げ試験片3号
(JIS Z 2248 5.4 3号試験片より)
- 主として厚さ3mm未満の金属板の試験に用いる。
- 規定の幅に満たない場合、製作可能な最大幅とする。
- 切断によってできた側面は、必要に応じ機械仕上げを行う。
なおJIS規格の標準試験片につきましては次の記事でも詳しくご説明しております。
JIS規格の標準試験片と対比試験片の違い、加工や検査方法についてはこちら
JIS曲げ試験片の加工実績
JIS曲げ試験片の加工実績、一部のみ写真付きでご紹介いたします。
下記の画像は【回転曲げ試験片 ADC12】です。
- 回転曲げ試験片
材質:ALナックル/支給材 - 回転曲げ試験片
材質:ベリリウム銅(NC25材)・ (MMV材)・ (BECU25)/支給材 - 3点曲げ試験片
材質:粉末焼き入れギア/支給材 - 4点曲げ試験片 仕上げ加工
材質:SCr420H+浸炭/支給材 - 4点曲げ試験片
材質:SCM相当/支給材 - 裏曲げ試験片
材質:SUS316L/支給材 - 表曲げ試験片
材質:SSK400-OR(SM490相当)/支給材 - 3D曲げ試験片(無酸素銅)
材質:無酸素銅/支給材 - 3D曲げ試験片-レーザー焼結
材質:レーザー焼結材/支給材
JIS曲げ試験片、JIS規格などのご依頼は 昭・和・製・作・所まで!
JIS曲げ試験片の種類や用途、テスト方法などについて様々、ご紹介いたしました。
JIS規格はもちろん、特注品もご対応可能です。
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