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放電加工ができない材料とは?その他の加工方法や対応素材の種類について

2023/7/21

放電加工できない材料のご相談は昭和製作所までお問合せください

放電加工機は全ての材料に対応しているわけではなく、加工ができない材料もあります。

どんなに硬いものにも対応できる放電加工機ですが、実は加工ができない材料もあるのです。

今回は、放電加工機では加工ができない材料を解説し、放電加工機の特徴や過去の事例などをご紹介いたします。

昭和製作所は、他社で断られた難しい案件にも果敢に取り組んでおります。

加工ができない案件に対しては、他の機械を用いての方法をご提案します。

お客様の困り事や悩み事を解決させて頂きますので、是非お気軽にお問合せ下さい。

放電加工できない材料とは

放電加工ができない材料があります。

それは電気を通さない材料です。

読んで字の如く加工対象物と電極の間に電圧をかけて「放電」により加工する機械のため、導電性のある素材でなければ加工できません。

電圧をかける電極にはいろいろな形があり、ワイヤーで切断する「ワイヤー放電加工機」、ピンのような形状で穴をあける「細穴放電加工機」、完成後の形状をそのまま電極にする「形彫放電加工機」がありますが、いずれも対象物が電気を通すことが前提となります。

昭和製作所は3種類の機械を所有しており、それぞれのメリットやデメリットは別の記事で詳しくご紹介しておりますので、下記の記事をご参照ください。

昭和製作所所有の機械について詳しくはこちら

通電する材料

金属は基本的に全て電気を通しますので、工業製品の材料によく使われる鉄、ステンレス、アルミ、銅など全て放電加工機で対応可能です。

金属によって電気の通しやすさを表す「導電率」は添付の表のようにそれぞれ異なりますので、電極側に使う金属は導電率が高い割に価格が安い銅が幅広く使われています。

放電加工機は電気さえ通せばどんなに硬いものでも加工できますので、工具に使われる超硬合金などの難削材の加工に適しています。

旋盤やマシニングセンタの工具では歯がたたない材料の加工は、放電加工機の出番です。

できない 材料 表

通電しない材料

小学校の理科の実験で、いろいろなものに電池と豆電球をつなぎ電気を通すか調べたことがあると思います。

輪ゴムやビニール袋、木や紙は電気を通しませんでした。

工業材料の中で導電性がなく放電加工機で加工ができない材料は、通常のプラスチックやゴム、ビニールなどです。

産業用に使われるエンジニアリング・プラスチックの中には金属並みに硬い材料もありますが、電気を通さなければ加工ができないので注意が必要です。

弊社の各放電加工機のご紹介

昭和製作所では、金属以外の材料にも幅広く対応しています。

放電加工機で加工ができないプラスチック類でも、フライス盤、マシニングセンタなどそれぞれの条件に適した工作機械で加工いたします。

加工内容も幅広く対応しておき、スリット加工につきましては別の記事でもご紹介しております。
スリット加工の対応範囲や事例はこちら>

各種のプラスチックの豊富な加工事例を紹介した別記事がございますので、あわせて御覧ください。

【試験片】プラスチックの加工方法や加工事例についてはこちら>

ワイヤー放電加工・スリット加工の実績

弊社が得意としております、ワイヤー放電加工・スリット加工の実績について様々ご紹介しております。

その他にも、各種放電加工機のメリット・デメリットについて、展示会などでもご紹介しております、スリット加工の展示品など写真の掲載もございますので、是非ご覧下さい。

ワイヤー放電加工・スリット加工の実績はこちら

放電加工できない材料についてお問い合わせください

本日の記事では、放電加工できない材料や機械についてご紹介いたしました。

放電加工ができない材料については、ご相談を承ります。

下記のようなお悩みがある方は、ぜひ昭和製作所までお問合せください。

「この材料は加工できるのか」
「加工が難しい場合はどうしたらよいか」
「図面や指示書がなくても依頼できるかな?」など、

お困り事がなどあればお気軽に弊社までお問い合わせ下さい。

お問い合わせはこちら
連絡先:03-3764-1621