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アルミニウム合金の試験片、治具、試作等の加工 -加工実績材料一覧-

2021/9/28

弊社では研究開発途中の材料や未知の材料への難加工を

様々な形で取り組んでおります。

 

ここで例としてアルミニウム合金 の試験片

加工事例や特徴をご紹介いたします。

アルミニウム合金

アルミニウム合金

 

A1000系 アルミニウム合金

純度99%以上のアルミニウム合金(通称:純アル)

純度が高く強度が低いので構造物や機械部品には向いておりません。

 

・A1050

 質別:A1050-O、A1050-H24

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:JIS5号引張試験片、弾性率測定試験片、摺動試験片、試作部品など

 特徴:アルミニウム合金 A1050の機械的強度は弱く、爪で傷がつくほど柔らかい性質です。

    切削性は良いが、粘りが強すぎて精度を有する加工は難しいです。

 

A2000系 アルミニウム合金

Al-Cu系合金

機械的強度が鋼に匹敵する一方で耐食性は劣ります。

 

・A2014

  質別:A2014-T4、A2014BE-T4、A2014-T6、A2014BE-T6

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:接着用試験片、試作部品など

 特徴:アルミニウム合金 A2014は、鍛造用に使われ、強度が高く航空部品や構造用として使用されます。

    強度を出すためCu含有量が比較的多いため、耐食性はあまりありません。

    加工性、切削性は良好です。

 

・A2017

     質別:A2017-T3、A2017-T351、A2017-T4

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:JIS5号引張試験片、弾性率測定試験片、試作部品など

 特徴:アルミニウム合金 A2017の機械的強度は鉄鋼材料に匹敵するジュラルミンの一種で、

    酸化被膜を形成しやすいため、溶接性は悪い。

    耐食性はA2014よりCu含有量が少ないため良い。

    切削性は良い。

     A2017-T4(丸材) 溶体化処理→(冷間処理)→時効処理

     A2017-T351(角材)溶体化処理→(冷間,熱間処理)→残留応力除去→時効処理

      ※T4はT351と比べると残留応力の除去が弱く、精度を有する加工は難しい。

 

・A2024

 質別:A2024BE-T4

  自給材(ミルシート付き)

 加工内容:オイルリング

 特徴:アルミニウム合金 A2024の機械的強度はA2017を上回ります。(超ジュラルミン)

    アルミニウム合金A2017よりMg含有量が多いため強度があり切削性が良いが、

    溶接性は悪くなります。

 

・A2219

 ご支給材

 

 加工内容:試作部品

 特徴:アルミニウム合金A2219は強度があり、溶接性と耐熱性を向上した合金です。

    航空機や航空宇宙の部品に使われます。

    Cu含有量が多いため耐食性がありません。

 

・A2618

 ご支給材

 加工内容:高温引張試験片、シェンク平面曲げ試験片、摺動試験片

 特徴:アルミニウム合金 A2618は、高温での強度がある合金です。

    鍛造用で作られ、エンジン部品の金型等に使われます。

 

A4000系 アルミニウム合金

Al-Si系合金

熱膨張係数が低いと耐熱性が優れ、
融点が低いと溶接用ワイヤーや、ろう材として使用されます。

 

・A4000系

 ご支給材

 加工内容:アルミニウム合金 A4000系は、高温引張試験片、常温引張試験片、

                               ヤング率測定用試験片、表面処理用試験片などの加工に使われます。

A5000系 アルミニウム合金

Al-Mg系合金

最もよく使われているのがアルミニウム合金 A5000系です。

強度もよく溶接性が優れています。

 

・A5052

 質別:A5052-O、A5052BD-H34、A5052P-H112

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:アルミニウム合金 A5052は、JIS5号引張試験片、弾性率測定試験片、表面処理用試験片、プーリー、試作部品などに使われます。

 

 特徴:アルミニウム合金 A5000系で代表的な合金です。

    耐食性、溶接性、中程度の強度、加工性がバランスよくとられております。

    また、表面処理としてをカラーアルマイトや

    硬質アルマイト処理もしやすい材料でもあります。

 

・A5083

 質別:A5083-O、

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:試作部品、対比試験片(超音波厚さ測定用)

A6000系 アルミニウム合金

Al-Mg-Si系合金

Siが含まれているのでジュラルミンよりも耐食性が優れております。

溶接性も向上しております。強度はジュラルミンより大きく下回ります。

 

・A6000系

 ご支給材

 加工内容:板引張試験片、JIS13号引張試験片、JIS14号引張試験片、

      シャルピー衝撃試験片、シェンク平面曲げ試験片、回転曲げ疲労試験片など

・A6061

 質別:A6061P-T6、A6061BE-T6

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:カラー、治具、試作部品など

 

・A6063

 質別:A6063BE-T5、A6063BE-T6

 自給材(ミルシート付き)

 加工内容:JIS14A号引張試験片、弾性率測定試験片、治具

 特徴:A6000系でもっとも代表的な種類です。

    加工性が非常によく、精度を有する加工に向いております。

 

・A6151

 ご支給材

 加工内容:ブロック試験片

 

A7000系 アルミニウム合金

Al-Zn-Mg系合金

Al-Zn-Mg-Cu系合金

熱処理を行うことで高い強度を得ることができます。

 

・A7000系

 ご支給材

 加工内容:板引張試験片、シェンク平面曲げ試験片、圧縮試験片、摩擦摩耗PINなど

 

・A7075

 自給材(ミルシート付き)

 質別:A7075P-T651、A7075BE-T6511、A7075-T7351

 加工内容:表面処理用試験片、ワッシャー、治具、試作部品

 特徴:アルミニウム合金 A7000系でもっとも代表的な種類です。(超々ジュラルミン)

    A2017(ジュラルミン)と同様にT6(丸材)よりもT651(角材)のほうが、

    残留応力の除去がされており、精度を有する加工に向いております。

 

・A7204(旧:7N01)

 ご支給材

 加工内容;引張試験片、回転曲げ疲労試験片、シェンク平面曲げ試験片

 自給材(ミルシート付き)

 質別:A7204P-T6

 加工内容:JIS14A号引張試験片、弾性率測定試験片

 

アルミニウム合金鋳物

鋳造とダイガストにわかれているアルミニウム合金

 

・AC4CH 鋳物4種CH

 ご支給材

 加工内容:板引張試験片、JIS4号引張試験片、JIS14A号引張試験片、衝撃試験片、

      表面処理用試験片、回転曲げ疲労試験片など

 自給材(成分分析表付き)

 (※鋳造品の為、成分分析表のみの記録となります。機械的特性記録なし)

 質別:AC4CH-T6 (※AC4CH生材を購入し、処理を行います。熱処理記録付き手配可能)

 加工内容:治具

 

・ADC12

 ご支給材

 加工内容:板引張試験片、JIS14号引張試験片、衝撃試験片、シェンク平面曲げ試験片、

      表面処理用試験片、摩擦摩耗試験片

 自給材(成分分析表付き) 

 (※鋳造品の為、成分分析表のみの記録となります。機械的特性記録なし)

 質別:ADC12-T5、ADC12-T6 

    (※ADC12生材を購入し、各処理を行います。熱処理記録付き手配可能)

 加工内容:ワッシャー、ナット、治具

 特徴:アルミニウム合金ダイカストとして最も使用されているのが、ADC12。

    安価でありながら機械的性質、被切削性、鋳造性がバランスよくとられております。

 

回転曲げ疲労試験

回転曲げ疲労試験片についてはこちらです

 

その他アルミニウム合金 試験片の加工実績もございます。

「図面がない」

「こんなこと依頼できるだろうか」

「どう説明すればいいかわからない」

 

など、お困り事があれば是非、協力させてください。

 

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