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JIS規格の曲げ試験用試験片の種類(1号・2号・3号)と試験の目的をわかりやすく解説!

2022/12/23

JIS曲げ試験片のご依頼は 昭・和・製・作・所 にお任せ下さい!

JIS曲げ試験片とは具体的にどのようなものでしょうか。

今までの記事では、試験片の基本的な情報をご紹介いたしました。

今回は、JIS規格の曲げ試験片の種類(1号・2号・3号)について、当社の過去の実績(一部分)も含めてご紹介いたします。

過去にご紹介した記事は、下記を参照下さい。

→試験片とは

→材料試験片とは

→引張試験片とは

JIS曲げ試験片で曲げ弾性率と曲げ強さを評価

曲げ試験片は材料試験片の一部です。

皆様は、曲げ試験片とはどのようなものなのかまたは、テスト方法なのかご存知でしょうか?

まず初めに(JIS Z 2248)にて定義されている曲げ試験方法について、解説いたします。

JISでは、円形・正方形・長方形又は、多角断面の試験片を一定方向に規定の角度まで曲げて、湾曲部の外側に裂けキズ、その他の欠点の有無を調べる。と定義されています。

形状は、1号、2号、3号に区別されており、JIS規格に寸法及びテスト方法が規定されています。

この後、見出しにて、詳しくご紹介をいたします。

JIS曲げ試験片の種類

JIS Z 2204 金属材料曲げ試験片によるものを標準試験片とし、種類・寸法・用途を表でまとめました。

さらに下記ではより詳しくJISで定められている内容について解説しております。

jis規格 1号 2号 3号

JIS曲げ1号試験片

上記の表にて用途や寸法について紹介いたしましたが、ここではより詳細にご説明いたします。

jis規格 1号

(JIS Z 2248 5.2 1号試験片より)

  • 主として厚さ3mm以上の金属板、または形材の試験に使用する。
  • 規定の幅が得られない場合は、製作可能な最大幅とし、元の厚さ25mmを超える場合は、片面だけ削って仕上げた減厚試験片としてもよい。(※厚さ25mm以上とする)
  • 機械加工を行っていない面を湾曲の外側に置く。
  • 切断加工によって生じた側面は、必要に応じて工作機械により仕上げ作業を行う。

JIS曲げ試験片2号

jis規格 2号

(JIS Z 2248 5.3 2号試験片より)

  • 主として棒鋼及び非鉄金属棒の試験に用いる
  • 元の直径又は、内接円直径が30mmを超える場合、装置によっては元の材料表面を一部残すようにする。
    機械によっては、内接円直径が25mm以上となるところまで仕上げてもよい。【図1参照】
  • 機械加工を行っていない面を湾曲の外側に置く。

【図1】

jis規格 形状

JIS曲げ試験片3号

jis規格 3号

(JIS Z 2248 5.4 3号試験片より)

  • 主として厚さ3mm未満の金属板の試験に用いる。
  • 規定の幅に満たない場合、製作可能な最大幅とする。
  • 切断によってできた側面は、必要に応じ機械仕上げを行う。

JIS曲げ試験片の加工実績

JIS曲げ試験片の加工実績、一部のみ写真付きでご紹介いたします。

下記の画像は【回転曲げ試験片 ADC12】です。

jis 回転曲げ

 

  • 回転曲げ試験片
    材質:ALナックル/支給材
  • 回転曲げ試験片
     材質:ベリリウム銅(NC25材)・ (MMV材)・ (BECU25)/支給材
  • 3点曲げ試験片
    材質:粉末焼き入れギア/支給材
  • 4点曲げ試験片 仕上げ加工
    材質:SCr420H+浸炭/支給材
  • 4点曲げ試験片
    材質:SCM相当/支給材
  • 裏曲げ試験片
    材質:SUS316L/支給材
  • 表曲げ試験片
    材質:SSK400-OR(SM490相当)/支給材
  • 3D曲げ試験片(無酸素銅)
    材質:無酸素銅/支給材
  • 3D曲げ試験片-レーザー焼結
    材質:レーザー焼結材/支給材

JIS曲げ試験片、JIS規格などのご依頼は 昭・和・製・作・所まで!

JIS曲げ試験片の種類や用途、テスト方法などについて様々、ご紹介いたしました。

JIS規格はもちろん、特注品もご対応可能です。

皆様はこのようなお悩みはございませんか?

  • 品物が大きくて機械に入らない
  • 最短納期で依頼したい
  • 複雑な製品や複雑な加工を依頼したい
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など、複数のお悩みがるかと存しますが、まずは昭・和・製・作・所まで
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