昭和製作所 試験片 先輩社員紹介1

昭和製作所へ入社したきっかけは何でしたか

大学の専攻は物理で、まったく工業とは関係がなく、大学も北海道だったので、昭和製作所とのつながりはまったくありませんでした。

ですが、大学生の頃に車が好きになり、使われている部品やパーツに触るようになると、「物理」よりも「物そのもの」に興味をもつようになりました。

その後、就職活動を通じて、自分が物理の研究職よりも、実際に物をつくったり、加工したり、ヘルメットをかぶって現場に入る事に憧れていたことに気づいたんです。

その後、内定を3つ頂く事が出来たのですが、どの会社も自分に大学で学んだ事を活かした研究職を望んでいて、やっぱり違うな。自分は加工現場に入りたい。と思い、その後も就職活動を継続していった時に、昭和製作所に出会う事ができました。

昭和製作所がいいな。と思ったのが、他の企業は、工場のラインの一部となって、同じ仕事をずっとやる製造業が多かったが、昭和製作所は少量多品種での製造・加工が多く、また、お客様から頂いた希少な部品や素材を加工させてもらえる仕事がすごく魅力的に感じました。

また、昭和製作所を訪れて、初めて機械加工業という仕事があることを知って、ずっと加工一筋で現場でお仕事されてきた職人さんをみて憧れて、こういう人たちと一緒に仕事をしたい!と強く思ったのがきっかけでした。

現在の仕事の内容を教えてください

現在の現場は、製造部になります。

昭和製作所の加工現場の中で、一番多くの機械を触っています。
以前の現場では、ひとつの機械に対して、専任の担当者が居て、その機械だけしか触らない。という仕組みで、ひとつを極める体制でした。

しかし、この専任担当の仕組みだと、一部の機械加工の担当者だけが忙しくなってしまったりとボトルネックになってしまう事がある為、今では一人の社員が複数の機械を担当する。というマルチな体制となりました。

この事で、担当者同士のフォローがお互いに出来るようになったり、加工の技術や経験も、社員間での共有やディスカッション、レクチャーなどが出来るようになりました。

また、大学での物理の研究は、今の仕事に直接活かせるシーンは少ないのですが、原理現象を調べたりするプロセスを大学で毎日経験してきた事で、今の現場で、加工した素材がなぜ熱をもってしまったのか。なぜ上手く削れなかったのか。
などの原因を分析したり、確認したりする際にとっても役立っています。

仕事のやりがいを教えてください

自分自身のやりがいとしては、難しい加工が上手くいった時に、すごくやりがいを感じています。

お客様からのリピートの加工製品でも、前任者の方からの引継ぎであったり、昔の機械を使っての加工だったりと、状況が違う事が現場では多々あります。

そうした時に、品質を落とさずに、よりよいものを作れるか。と、チャレンジしている時が好きですね。

また、チームとしてのやりがいは、どの担当者でもお客様のご要望に対応ができるような体制や仕組みづくりを積極的に上司と取り組んでいる所です。

いままでの先輩方の暗黙値だった技術や経験を目に見えるものにして、若手の経験値の蓄積を重点に置いて、マニュアル化や体系化して行きたい。共有していきたい。
ゆくゆくは、誰がどの機械をつかっても、品質が一定している。というチームにしたい。
というのが、今の一番のモチベーションにつながっています。

仕事上で感動した事や印象に残っている事を教えてください

複雑に作ったプログラムが一発で動いて、品質の高い加工ができた時にすっごく感動したのを覚えています。

しかし、残念な事もあって、1年後にそのプログラムを見返したときに、無駄なプログラムなどが多く見つかって、すごく落ち込んだのもよく覚えています。

しかし、それは、同時に自分が成長している事も感じることができたので、これから日々成長できるように、感動と反省を一緒に感じながら仕事をして行きたいと思っています。

仕事をする上で、大切にしている事はありますか

毎日の業務を糧にする。
昨日の業務を今の糧にする。
という事です。

昨日、使ってダメになった工具を捨てる前にしっかりとルーペで見て、なぜ、だめになったのか。使えなくなったのか。というのをしっかりと分析する。理解できるように心がけてています。

将来の目標を教えてください

難しい仕事をチームで出来るようになる事です。

なんでも一人でやってしまう傾向があって、その方が早いし、人に迷惑もかけないし。と思ってしまって、2年前まで何でも一人で引き受けてやってしまった時期がありました。

そうすると、営業も現場も「久木に言えば、やってくれる。」となってしまったんです。

これは、評価されているという嬉しい反面、問題もありました。それは、自分がそのポジションから離れた際に、次の後任がそれをやれるのか。
自分ひとりでやる事が正しいのか。と考えると、それは仕事としてはダメな事だと気づいたんです。
それをきっかけに、自分ひとりで何でもやるのは止めて、仲間の力や知恵をかりて協力を仰ぐようにしました。

そうした事で、より業務がスムーズになり、コントロールもしやすくなり、より自分の仕事に集中できるようになりました。
また、時間の余裕を作り、後輩に加工指導する時間を作れたり、逆に先輩に教わることも出来るようになったので、しっかりとチームで仕事を回していくことを徹底したいと思っています。

昭和製作所の魅力だと思う所を教えてください

昭和製作所は、初めて加工をする。という方でもチャレンジできる会社なのが魅力です。
また、クライアント先も大手メーカーであったり、有名な団体などの仕事を若手にも積極的に関わらせてくれるので、最先端技術の製品や部品、素材を身近に感じることの出来る刺激的な仕事が出来る事が魅力だと思います。

ワークライフバランスや休日の楽しみ等を教えてください

仕事の時間とプライベートの時間はしっかりと分けられていてメリハリがついていると思います。

例えば、若い社員同士で、オンラインゲームでつながって、ワイワイしながら遊ぶ時間など、仕事後や休日など、休みの時間をしっかり取れているので、有意義に時間を使えています。

これから一緒に仕事をする仲間へのメッセージ

自分が好きな仕事と向いている仕事は、一緒ではない。
なんてことは良くあると思います。

しかし、向いている仕事を好きになっていく。好きな仕事に変わっていく。という事できたらいいな。って思います。

なんでも興味をもって、注意深く観察、分析をする事で成長していける環境が昭和製作所にはあります。
機械加工、製造業に少しでも興味があれば、昭和製作所はとてもいい環境だと思いますので、ぜひチャレンジしてみてください!