ニッケルの試験片製作は昭和製作所へご相談下さい

ニッケルの試験片製作をお考えの方は昭和製作所へご相談下さい。

今回は、ニッケルをテーマに種類や特徴、JIS規格にそった内容、当社の試験片の加工実績をご紹介します。

弊社ではニッケルはもちろん、その他に研究開発途中の材料や未知の材料への難加工を様々な形で取り組んでおります。

どのようなご相談でも柔軟に対応いたしますので、お気軽にお問い合わせください。

ニッケルとは？

ニッケルを含んだ材料は様々ありますが、最も身近なものだと何をご想像されるでしょうか。

私たちの私生活には欠かせない硬貨（500円玉、100円玉、50円玉）にも含まれているのをご存知でしょうか？

500円玉にはニッケル黄銅（銅72％+亜鉛+ニッケル）100円玉・50円玉には白銅（銅75％+ニッケル）が含まれています。

また、ステンレス鋼に含むことにより、腐食の防止や、非磁性体となります。

ステンレス鋼については、次の見出しにて詳しく解説しておりますので、こちらをご覧下さい。

→ステンレス鋼の試験片、治具、試作等の加工　―加工実績材料一覧―

→ステンレス(SUS)の材料と加工事例・製作実績をご紹介

ニッケル合金

ニッケル合金とは、耐熱性や耐食性に優れている金属素材のことです。

ニッケルを含んでいる合金で皆さんが一番想像しやすいのは、ステンレス鋼だと思います。

ステンレス鋼は、ニッケル、クロム、鉄により構成されており、ニッケルがおよそ8～12％含有している合金です。

ニッケル成分が50％を超えるものを、一般的にニッケル合金（ニッケル基合金）と呼びますが、それだけでも数えきれない程の種類があります。

全てはご紹介することが難しい為、弊社で実績のあるものや代表的なものをご紹介いたします。

純ニッケル

純ニッケルの特徴は、薬品に強いことです。アルカリ性水溶液や塩水に対しての耐食性が非常に強く、電気抵抗が低いです。

日常生活の中で幅広いものに使用されていますが、分かりやすい例を挙げると、調理器具や携帯電話があります。

電気抵抗が低いと熱に強い為、火が通りやすいです。調理器具など選ぶ際に参考にしていただいても良いかもしれません。

また、ニッケルが99％を以上含まれるものを純金属と言い、純金属にも様々な種類があります。

ニッケルクロム鉄合金

ニッケルクロム鉄合金で代表的な合金と言えば、スペシャルメタルズ社の商標であるINCONEL®(インコネル)600です。

インコネルは、主にニッケル76％・クロム16％・鉄8％の割合で作られています。

特性は、高温での耐酸化性に優れており、アルカリ性やアンモニアに対して、耐食性が非常に強いです。

用途としては、化学・食品工業の製造装置、水処理装置、航空機排気系、電子機器部品などに使用されています。

ニッケル合金鋳物

【 JIS規格 (JIS H 5701　表1　種類及び記号)】

 (過去の実績にニッケル鋳鉄あり)

ニッケルの試験片（テストピース）の製作実績をご紹介

ニッケルの試験片(テストピース)の製作実績や加工事例をご紹介します。

当社では支給材（製品）からの試験片を製作することを得意としています。

■製作事例：試験片加工
材質：ニッケル基合金(支給材)
製品：ヤング率測定用試験片、レーザーフラッシュTP、熱膨張測定用試験片、　　　　　　溶接用試験片、腐食試験片、酸化試験片

材質：インコネル718(自給材)
製品：摺動試験用PIN

材質：インコネル 718製品(支給材)
製品：マクロ試験片

材質：インコネル713C(支給材)
製品：クリープ試験片、摩擦摩耗試験片

材質：ニッケル(支給材)
製品：低サイクル疲労試験片

■製作事例：UT用校正試験片
材質：ニッケルグレン鋳鉄(支給材)
材質：ニッケル基合金

■製作事例：ニッケル対比試験片
材質：ニッケル板(材料手配)

■部品製作事例：
材質：インコネル718(自給材)
製品：M20ナット、M20ボルト

材質：インコネル625(自給材)
製品：PLATE(厚み2.0mm～0.2mm)

ニッケルの試験片について詳しくはお問い合わせください

ニッケル試験片の加工事例や特徴についてご紹介しました。

今回ご紹介した事例以外にも、当社には豊富な加工事例がございます。

下記のようなお困りごとはないでしょうか？

「図面がなくても依頼できるのか」

「この材質や加工もお願いでるのか」

など、その他お悩み事があれば是非、協力させていただきますので、まずは、お気軽にお問い合わせください。

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